1年たちました [甲状腺癌闘病記]
なんだかすごく久しぶりです。ずっとサボってました。
昨年2月16日に甲状腺癌摘出手術をして、1年ちょっと経ちました。
今日は検査の日で、頸部の超音波検査を受けてきたけど、
今のところ再発や転移はないということで一安心です。
今の調子だと次の検査は半年後でいいということで、
これまた助かりました。
癌になってビビりもしたし、会社も休まなくてはいけなかったし、
困ったこともあったのですが、最近いいこともありました。
これはまた別途の機会に書こうかと思いますが。
久々の検査 [甲状腺癌闘病記]
先週久々に、甲状腺の検査をしてきました。
前回は確か8月だったかな?
今回は超音波と血液検査。
結果は無事に、再発も転移もなしと言うことで一安心です。
次の検査は3月頭になりました。
定期的に検査に行かなくてはいけないということで、
さすがにガン患者だということを実感させられます。
まあ検査自体は痛くもなんともなくて、
ただ面倒なだけなので全然我慢できますけどね。
甲状腺癌摘出手術~その後 [甲状腺癌闘病記]
甲状腺癌摘出手術のその後について書こうと思います。
手術翌日以降も、特に大きな痛みはありませんでした。
そりゃ少し大きく首を動かせば痛いですが、思ったよりは全然。
食事の時も飲み込むときに少し痛みと違和感がありましたが、別に食えないわけでもなく。
でもせんべい食べてたら看護婦さんにかなり驚かれたので、普通の人は痛いのかも。
ただ麻酔のせいか何だか知らんけど、やっぱりふらつきみたいのはしばらく残りました。
病室を抜け出してスタバとか本屋に行っても、1時間くらいでかなりフラフラな感じ。
何日か後には、大学院時代の友人がお見舞いに来てくれました。
見舞いに蟹を要求していたら、3人中2人がマジで蟹を持ってきました。
一人は東京のデパ地下のかに弁当で、ひとりは伊勢丹のタラバガニ缶。
弁当は夕飯と一緒にいただきました。カニ缶は引くくらい高価なものでした。
もう一人は生姜エキスの調味料をくれたので、嫁に生姜焼きの材料として使ってもらいました。
退院前日には会社の同僚と上司もお見舞いに来てくれて。
思ってたよりも全然元気そうだということで安心していました。
無事退院後は月一くらいで検査、診察を受けていますが、今のところ大きな問題はありません。
こないだはエコーで再発検査受けて、最初の検査技師が怪しがっていてビビりましたが、
ベテラン医師も出てきて再度実施して問題なしということで。
問題と言えばTSH抑制療法のためにチラージンを飲み始めましたが、
震災で薬がいっぺんに処方できないですってくらいです。
それで退院後に何よりもすげーのが、あんなに悪かった体調がすっかり良くなりました。
意味わかんないけど起き上がれないとか動けないとかダルイとかいうのが全然ない。
直接甲状腺癌とは関連はない的なことを言われたりもしましたが、すごく改善しました。
やっぱ癌は癌ですね。取ってしまってよかったですよ。
今後も2~3か月ごとくらいに診察とか検査とかあってめんどいのはめんどいですが、
まあなんかあった時にはすぐ見つけられるということで。
まだ傷口は結構残ってるというか、ちょっとケロイド状になっているんですが、
別に私は男ですし全然気にならないのでいいです。見た目よりちょっとかゆい方がヤダ。
傷口はある意味ネタとして残っていた方がいいですね。
こんなに首切って手術したんだぜPRにもなりますしね。
まあなにはともあれ、癌にはなったもののすっかり良くなった今日この頃です。
甲状腺癌摘出手術~手術翌日 [甲状腺癌闘病記]
甲状腺摘出手術翌日の様子です。
朝目が覚めて起き上ろうとしましたが、のどにかなり違和感があり、
ベッドの手すりにつかまらないと起き上がれませんでした。
別にそんなに痛くはなかったんですけどね。
そのひはおかゆメインの食事だったんですけど、
傷口そのものよりも、食事を飲み込むときに喉の奥の方がちょっと引っかかって痛い感じ。
でも食欲の方が全然勝るくらいの程度です。
ただ朝食時はまだ気持ち悪いのが続いていて、食事中にいったん横になってしまいました。
まあでも最終的には完食しましたけど。
その後10時くらいより教授回診ということで診察室へ(回診なのにこっちから行くのか?)
教授が出てきておもむろに傷口を押し出したのですよ!!
「いたたた・・・」と思わず声を出したら、「押したら痛いか?」ですと。
あんたも手術翌日に傷口押されてみればいいですよと思いつつ、
特にそれ以外何をするわけでもなくOKということで終了。やんなくてよかったんじゃ?
あとは教授回診前か後か忘れたけど主治医による説明もありました。
ここでは手術中の写真とか摘出した甲状腺の写真とかを見せてもらいました。
この傷口の大きさからこんなに広げるんだって位広がっていた。
そして驚いたのが出血量。なんと40ccで済んだとのこと。
それって血液検査4回分くらいじゃん。そんなに少ないんだと。
甲状腺は血流が多くて手術は比較的出血が多いとか聞いてたんだけど。40ccって!!
まあ少ないに越したことはないのでよかったですが。
ちなみに術後の写真です。
首の上のガーゼのとこと、見えないけど胸から2本ドレーンが出ています。
傷口は縫ったというより、ホッチキスのようなもので止めてありますね。
あとはもうその日はうろうろする気にもなれずほとんどベッドで寝ていました。
途中で母親と嫁が来たものの、起き上って話をする元気も出ずほぼ寝たきりでした。
とはいっても昼食も夕食も完食しましたけどね。
ちなみに前日夜中にカテーテルを抜いた後がまだ痛くて、
トイレに行くたびに格闘でした。傷口よりなによりこれが一番痛い。
傷口はなんというか、蚊に刺されたときに思いっきり掻くとピリピリ痛くなると思うんですけど、
ちょうどそれくらいの痛みでしかなかったです。
あとドレーンが2本入っていて(術前説明では1本だったんですが…)、ちょっとうっとおしいくらい。
手術自体初めてで手術そのものよりも終わった後が心配だったけど、
そんなにひどい状況でもなく過ごすことができたようです。
甲状腺癌摘出手術~手術当日 [甲状腺癌闘病記]
今日は甲状腺癌摘出手術の当日について書いてみようと思います。
まずきつかったのが、朝から断食なこと。腹減ってしょうがない。
しかも朝から点滴して手術着も着ているとなんか不自由だったしね。
でも初めての手術にもかかわらず、手術に対する不安とか心配はほとんどありませんでした。
全くないわけじゃないけど、でもまあそこまで大変な手術ではないと思っていたし。
一番心配だったのは、終わった後痛いんじゃないかということでした。
その日は娘の幼稚園で保護者参観があった日なので、嫁は午前中そっちに出てから昼頃病院へ来ました。
両親が来たのも昼ごろだったかなー。はっきり覚えていませんが。
予定ではその日の3件目の手術で、午後1時くらいからとのことでした。
でも前の人が延びたりなんだりして、確か手術室に入ったのは2時半くらいだったかな。
イメージではストレッチャーに乗せられていくのかと思っていたら、
「元気そうだから自分で歩いてきてください。」と言われ、点滴を押しながら歩いていきました。
手術室入り口ではバーコードで本人確認をした後、実際の部屋へ。
部屋は思ったよりも狭い感じでした。
まあたいそうな機材もいらないんだろうから、 そんな広さもいらないんでしょう。
部屋へ入ると執刀医がストレッチ中でした。イメージでは手を胸の高さに上げて入ってくる感じだったんだけど。
まあ麻酔の後にそういうことがあったのかもしれませんが。
そこで血圧とか測ったり、肺塞栓予防のためのマッサージ器みたいなのをつけたり、
手術台に縛り付けられたりしていると、年配の麻酔科医が登場。
前日の問診は若い女医だったのですが、さすがに彼女一人ではなかった様子。
そこで点滴になんか薬を入れられました。頭がボーっとしますよーと言われたが変化なし。
また血圧測ったりとしているうちに、年配麻酔科医の「よし、やるか」の掛け声とともに、
今度は麻酔らしき薬を点滴に入れられました。
また頭がボーっとしますよーと言われ、確かに今度はなんだかくらくらする感じ。
あーこーやって麻酔にかかるのかーと思って、次に気づくと、手術終了後。
全身麻酔ってすごいですね!!名前呼ばれたのに反応するまもなく意識なくなってたよ。
感覚としては、なんだか夢を見ていた気もするんですが、はっきり内容は覚えていません。
声をかけられて目覚めた時も、手術前にウトウトしてしまって呼ばれたんだと思ったくらい。
そしたらすでに終わってた。一瞬だとは聞いていたものの体験すると驚愕しますね。
その後回復室で何やらいろいろ測られたりしてから、ストレッチャーで病室まで。
ストレッチャーのせいか麻酔のせいかちょっと気持ち悪い。 人工呼吸器もなんか違和感あるし。
部屋につくと嫁と両親が呼ばれて部屋へ入ってきたのがわかりました。
呼びかけられた声は聞こえてたんだけど、答える力がなく目も開けられず。
確かその位ですでに午後8時位になっていたと思う。
2時半くらいからの手術で3時間の予定が3時間半になったらしくて、
6時くらいかと思いきや、麻酔の時間とか手術後の目覚めるまでの時間は3時間半には入ってなかったらしい。
そのうち嫁と両親が帰って、私もまた寝てしまいました。
夜中に看護婦さんに起こされて、戻ってから3時間たつので、
人工呼吸器と尿道カテーテルとマッサージ器をはずして着替えをして、
トイレに行ってうがいして水飲んでとやらされました。
手術前の説明では1本入れると言っていたドレーンがなぜか2本入っていました。
ちなみに尿道カテーテルを外すときの痛さと言ったらありえないですね。
今回の手術関連で経験した中で一番痛かったですよ!!
看護婦さんに手伝われながら起き上ると、異常に気持ち悪い!!
ちょっと耐えられなくていったんまた横になって、少ししてから再挑戦。
今度はなんとか耐えながら着替えをして、トイレへ。
フラフラになりながら出してるとカテーテル抜いたばかりだからか、これまた痛いのなんの。
気持ち悪いし痛いしで満足に出せませんでしたよ。
トイレから出た時はもう立ってるのがやっとで、洗面台まで行けずベッドへ直行。
ベッドの上でうがいをして水を飲みました。心配していたむせも全くなく、声も出ました。
ちょっと飲み込むときに首の中が痛い感じですが、大したこともなく。
傷口自体もほとんど痛みはなく順調でした。
これが終わるとまた眠ってしまいましたが、頻繁に看護婦さんが点滴チェックに訪れて、
そのたびに目が覚めてまたうとうとしての繰り返し。
なんかちょっと熱があったみたいで寝汗もかいていた感じ。
そのうちまた朝が来るのでした。
こんな感じで手術は無事終了しました。
いろいろ感想がありますが、なんといっても
・全身麻酔すごすぎる
・尿道カテーテル痛すぎる
・傷口痛くなさすぎる
この3点がどれも驚きでした。
まあ無事に終わって何よりです。
甲状腺癌摘出手術~手術前日 [甲状腺癌闘病記]
今日は手術前日(=入院日)について書こうかと思います。
2011年2月15日(火)が入院日でした。
その日は平日で嫁は仕事があったものの、病院まで付き添いでした。
朝に自治医科大学附属病院の入院受付へ行って手続きを済ませたあと、耳鼻科の入院病棟へ。
そこで部屋に案内されました。大部屋でしたが4人部屋で、一人分も広かったし窓際で快適でした。
看護婦さんから入院生活についていろいろと説明を受けた後、主治医から手術説明。
手術説明室にてPC上の画像やホワイトボードなどに絵をかきながら説明してくださり、
非常にわかりやすいものでした。
私自身は手術は初めてだけど特になんとも思ってなかったので普通に聞いてましたが、
嫁の方がびびって泣き出してました。
私としては癌の検査して結果待ちの方がびびってたし、
その時は手術そのものよりも終わってから痛いんじゃないかという心配の方が強くて。
手術自体は頑張るのは私じゃなくて医者の方なわけで。
しかも私自身の頑張りというか気合というか、そういうのが影響するほどの大手術でもないでしょうと思っていたし。
その後病院初の食事。ホットドッグと卵サンド。ただこれだけなのにありえないまずさ・・・。
今後これが続くかと思うとかなりブルーでしたよ(実際はひどいのは2回だけでしたが)。
昼飯後は麻酔科へ行って麻酔に関するビデオと麻酔科医の問診。
まあ、特に変わったこともなく、アレルギーないかとかそういうのの確認。
また病室に戻った後は嫁は仕事へ。
その後は手術の助手をする医者の問診と手術室看護婦の問診と実際に麻酔をする麻酔科医の問診がありました。
そういうのが終わってから本屋(病院内にあります)へ行って立ち読み。
ついでにコンビニ(これも病院内にあります)で飲み物やらデザートやらを買い込んで冷蔵庫にストック。
夕飯は酢豚でした。なぜか私だけ。しかも私だけ牛乳つき。
牛乳嫌いの私としてはかなり苦痛でしたが、出されたものを残すのは男らしくないので牛乳含め完食。
ちなみに何の申告もしていないのに、ご飯が「小盛り」指定になっていました。メタボだから?
その後はこれから数日間風呂入れないので、風呂でじっくり洗ってダラダラして過ごすと21時の消灯時間でした。
看護師さんからは安定剤?のような薬の処方ができると言われましたが、まあ大丈夫でしょうということで飲まず。
そのまま寝ましたが…夜中に大トラブル発生!!
なんと胆石のせい?で激しい腹痛です!! 酢豚がいけなかったのか?
いつもはなんとか我慢していましたが、ここは病院、言えば何とかなったはず。
だけどそのせいで手術延期とか言われるのも嫌なので、また気合で我慢しました。
なんといっても10月にガン告知受けてから待ちに待った手術ですからね。これ以上は待てません。
しばらくは痛くて寝られなかったものの、多分2時間後くらいには収まってきてまたうとうとしながら眠りについてました。
その後は朝に目覚めて手術日となったわけです。
甲状腺取っちゃいました [甲状腺癌闘病記]
かなーり久しぶりのブログ更新となっております。
実は体調悪化が激しくて、1月半ばより会社を長期欠勤しております。
入院、手術自体は無事に終了しまして、こないだの水曜日に退院してきました。
予定通り、甲状腺の左側摘出と、左側のリンパ節廓清を行いました。
入院手術に関してはまた別に機会に書こうかと思います。
今は首には傷口を隠すテープが張られていますが、痛みはあまりないですね。
ただ左に首を回したりくしゃみしたりすると痛みますが。
なんだか思ってたよりもあっさりと終ってしまった入院生活でした。
とうとう入院日決定 [甲状腺癌闘病記]
今日は甲状腺がんの診察日でした。
そいで、とうとう入院日が決定しました。
2月の某日なんですが、なんと手術日が娘の誕生日と同じ日ですよ!
でもまあしょうがないかなと。そのために入院日ずらすのもなんだし。
もう検査は終わりかと思ったら、術前検査があるらしく1月もまた検査ですよ。
こないだやったHIV検査も有効期限切れらしく、再度やらなくちゃいかんと。
とりあえず、入院日が決まったので仕事なり家庭なりそれに向けて準備できそうです。
またまたCTスキャン受けてきた [甲状腺癌闘病記]
そしたらなんか知らんけど肺のCTも追加になっていた。まあいいけど。
結果としては、
肺:問題なし
甲状腺:リンパ節に転移あり
あとこないだの腹部CTスキャンと大腸内視鏡検査の結果も軽く説明してくれて、
大腸内視鏡:問題なし
腹部CTスキャン:腎臓に結石があるもののその他癌は問題なし
ということでした。とりあえず消化器系の癌がなくて一安心です。
今日は入院とか手術の説明もありました。
手術:甲状腺左葉部切除1.5h+リンパ節廓清1.5hで合計3h程度とのこと
入院:現状の最短は2月中旬以降…
仕方ないので2月で入院予約を入れてきました。
あとめんどくさいのが、胆石をちゃんと診てもらって来いと言われたこと。
なんか知らんけど、胆石があるときに甲状腺を手術すると胆のう炎を起こす人がいるらしい。
胆のう炎だけで済めばいいけど、破裂して腹膜炎になって結構重篤な状態になる人が2,3年に1人いるらしい。
それって結構な確率なんですけど…。
ということで消化器外科にもかからなくてはいけなくなりました。
そんなことなら最初からそう言ってくれればいいのに。
ちなみに今日の耳鼻咽喉科の腫瘍外来は60人弱の予約で、私が到着時には20人以上待ちでした。
こんなに混んでるもんだとは思わなかったです。4時の予約で終わったのは7時過ぎ。
大学病院はこういうのがつらいとこですね。
大腸内視鏡&腹部CTスキャン検査 [甲状腺癌闘病記]
大腸内視鏡検査と腹部CTスキャン(造影)を受けてきました。
【大腸内視鏡検査】
事前に調べると痛いという声が多いのと、医者からも多分痛いですと言われていて、
すっげービビッていましたが、実際は全然痛くありませんでした。
ただちょっと腹が張る感じがしただけ。上手な医者がやってくれたんでしょうか。
むしろ前日からの食事制限と早朝からの下剤飲用の方がずっと辛かったです。
それに検査中も看護師さんが気を紛らわすように話しかけてくれたりして、
安心して検査を受けられましたし。
途中でポリープ疑いで色素試料をかけることが1回あってビビりましたが問題なし。
結果としても大腸に癌は見つかりませんでした。なによりです。
【腹部CTスキャン(造影)】
これも造影剤を使うと副作用があるということで、気分悪くならないかとか心配でしたが、
検査前の問診にて、大腸内視鏡よりは全然楽だと看護師さんに言われ、一安心。
実際の検査も、造影剤点滴後の体が熱くなる感じ以外は全く変調は無でした。
あとで副作用が出ないとはまだ言い切れないが、今のところ無問題。
こいつは結果が出るのが30日の診察の日なのでまだ安心はできませんが。
結果としては、両方ともたいしたことなく終了した検査でした。
これくらいで済むなら、なんか節目の時に気軽に受けておこうと思えるレベル。
ちなみに胃カメラもやったことありましたが、これはあり得なかったですね。
自分からやってくれとは、今後は口が裂けても言えないくらい辛かったです。