胆石摘出手術~手術翌日 [胆石闘病記]
今度は胆石摘出手術の翌日です。
手術後痛いと思いながら意識がなくなり、目が覚めるとまだ夜だったりしました。
傷口は痛いことは痛いものの、さすがに痛み止めが効いてきたのか声に出るほどではなく。
時々看護師さんが点滴のチェックとかしに来てくれました。
ちなみに甲状腺の時は夜中に尿のドレーン抜かれましたが、今回は朝起きるまで入れっぱなしでした。
朝になり、確か体をふきましょうとかの理由でベッドを起こされましたが・・・、
「ぎゃーっ、痛い、ちょっと無理無理、いったん下げて!!」もう動くと超痛いんですよ!!
それで再度何とかうめきながらもやっと体を起こして、ここで初めて傷口を見ると・・・、
ん?あれ?なんか傷口超でかくね?
そうです、腹腔鏡下手術予定が、見事に開腹手術に移行されていました。
カメラとかなんか機材を入れた穴以外に、みぞおちから右の肋骨の下部に沿って14cmの傷が。
そりゃあ痛いわけですよ。こんだけ切って腹開けてれば。
その後昼間担当の看護師さんが来て、尿のドレーンを抜きますと言われました。
この看護師さん、めちゃめちゃかわいかった。
マスクしてますがそれでもにじみ出るかわいさだったし、身分証明書の写真もかわいい。
こんなかわいい看護師さんにドレーン抜いてもらうなんて幸せ極まりないです。
看護師さんの景気いい「そーれーっ」の掛け声とともに抜かれました。
当然痛かったものの甲状腺の時ほどではなかった。
きっと腹の痛みが強すぎてそれどころじゃなかったんでしょう。
その後は自分の部屋に移動していましたが、今度はレントゲンに呼ばれます。
なんと自力で歩いて行かなければなりません。
はっきり言って自力で体を起こせない激痛です。
看護師さんに起こしてもらいつつ、今度は点滴の台にしがみつきつつ、
やっとの思いでちょっとずつ歩いて移動。
かわいい看護師さんは肩を貸したりはしてくれません。
じいさんとかだと扱いも違うようですが、若いとこんなもんですね。
レントゲンは胸と腹撮りましたが、どっちの姿勢を取るのも激痛。
もう何をするにも激痛。
そのうち母親が見舞いに来たけどそれどころじゃない。
しかも病室で何か食いだしやがってイライラする。こっちは食えないのに。
点滴には、痛いときに押してくださいという鎮痛剤のボタンがあるが、
こんなもん全然効きやしませんよ。まったく痛みが変わらず。
午後も遅くなると、今度はトイレで尿を出して来いと言われました。
また必死にトイレ行って出そうとしますが、カテーテル抜いた後の痛みでいたいし、
腹も痛くて力はいんないし、なんか空気が入ってるみたいでなかなか出てこないしで、
悶絶しながらやっとの思いで出しました。
執刀医と外科部長が診察に来て、開腹になったのか聞くと、やっぱりそうでした。
なんでも胆管造影を行ったが、何度やってもきれいに写らなかったとのこと。
普通は写らないことはまずないらしく、何かやべー病気かもしれないし、
誤って違うところを切ってしまうかもしれないので安全を期して開腹しましたとのこと。
開腹後に再度造影したらこんどはきれいに写ったらしく、結果としては開腹の必要はなかったらしい。
たぶん映らなかったのは胆管が引っ張られるかねじれるかしていたのではないかとのこと。
でも安全第一で行った手術なのでご了承くださいと。
まあそういわれちゃしょうがないですね。何でも胆石摘出の腹腔鏡下手術の開腹移行率は、
なんかのデータだと4%くらいらしいです。25人に一人かぁ。
この日は何も食えず、飲み物だけOKでした。
夜中になってトイレに行きたくなるが、自力じゃ痛くて起き上がれない。
ナースコールを押そうにも、なんとボタンが巻き上げられていて手が届かない。
こんなナースコールボタン全く意味ねぇと思ってもどうしようもない。
体の下半身部分を何とかベッドからはみ出させるもそこから動けず。
やべぇ、このままじゃ漏らす、と思っていたところに看護師が見回りに来てセーフでした。
何とか起こしてもらってトイレに行きました。
今回の手術で分かったこと
・病気の重さと治療の大変さは必ずしも一致しない。
・開腹手術は超ヤバイ!!なめてるととんでもない目に合う。
といった感じです。
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